rewritemath's blog

議論のやり方(初版1)ガイダンス?

議論が水平線になることはよくある。しかし、多くの場合それは議論のやり方が間違っていることが原因である。ここでは、議論の方法論について努めて簡単に記述することとする。ただし、私は専門家ではないし、そういった作法に詳しい者でもない。素人の戯言であるから、不備などに対する意見は歓迎する。皆さまからの温かい意見などがあればそれも吟味したうえで改定を重ねようと思っている。コメント欄を使って提案なども頂けると幸いだ。必要な知識は随時補足していく。

 

対象となる読者

中学生以上の日本語の解釈と読解の能力を持ち、また議論の方法について興味がある者

 

前提

議論をするに当たって、問題設定が必要である。しかし、問題設定で躓くと問題を解決することは出来なくなる。問題設定にもルールが欲しい。思いつく限り挙げてみる

  • 問題が解決可能であること
  • 問題の前提が共有されていること(議論をするに当たって前提を定めてもよい。主に前提となるのは議論で使われる言葉の定義である)
  • 問題解決に必要な各種資源(時間、計算能力、人手など)が現実的であること
  • 問題を解決することで達成したい目的があること(~がどうなのか知りたいなども目的としてよい)
  • 解決する過程で必要な要素を見落とさない方法があること、または見落とさない程度に問題を簡単にすること
  • 真偽が定まる題であること
  • 真偽が定まらないものについて、どの程度確かであるかが分かること。または議論の参加者は確かさの仮定に同意できること

 

議論をする上での前提はこれほどまでに多い。これらについて何故必要な前提であるのかを掘り下げるのはやぶさかではないが、同意できるのであれば話を進めたい。

 

同意できない者、理解が及ばない者は必ず居ると思う。それが通常だ。これらにすんなりと同意できる驚異的な理解力がある者を前提に話を進めるのは私も心が痛むので、後で解説を用意したいと思う。

 

次に、議論をするに当たって基礎的な知識を確認していきたい。